中村天風に学ぶ「絶対積極」の大切さ
理想的な人生を歩む上で注意しなければならないことは、次の3つ。
「怒ってはいけない」 「悲しんではいけない」 「恐れてはいけない」
怒ったり、悲しんだり、恐れたり、憎んだり、悩んだりする。こうした消極的な感情がコントロールできないと、交感神経が異常興奮状態となり、副腎からアドレナリンが発生する。
アドレナリンは本来、細胞破壊活動を防御するためのものであるが、これが発生過剰となると、最初に、抹消動脈が収縮し、それと同時に血液の循環障害がおこり、血圧上昇、血管硬化が早くなる。
2番目に、アドレナリンが過剰となると、肝臓の中の糖原質がブドウ糖に変化して、細胞組織の中の糖分が増加して、結果的に血液が酸性化して病原菌に対する抵抗力を弱いものにしてしまう。
それゆえに、「人間は感情の動物」ではなく、「感情をコントロールできる人間」をめざさなければならない。
では如何にして感情をコントロールするのか?
まず、感情をコントロール出来るのは、「意志」の力ということ。意志の力を強くするためには「観念要素の更改」「積極精神の養成」「神経反射の調整」の三つ。
「観念要素の更改」…寝際の思考に留意する。何も考えることなく寝るのが一番だが、それが難しければ、楽しかったことや将来の望む姿を考えながら寝ること。
「積極精神の養成」…相対積極(相手や事象に対する積極的態度)と絶対積極(自分自身が心の底から湧き上がる積極的態度)の違いを認識し、常に絶対積極でいること。そして、自己暗示と言葉の使い方に常に気を配る。例えば、「おれは○○が弱いんだ」ではなく「俺は○○が強くない」という。
「神経反射の調整」…大きな衝動や感情に刺激を受けたときは、ヨガでいうクンバハカをする。これは、腹(丹田)に力を入れる。それと同時に肛門を締めて肩を落とす。三位一体でこれをキュッとやる。
以上、中村天風の「成功の実現」より抜粋。
