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税理士に将来性はあるか?Part2

税理士に将来性はあるか?Part2

税理士に将来性はあるか?part1からの続編

先日、質問を頂いた神田さんから、2度目の質問を頂きました。前回と同じく、ご本人の了承を得ましたので、その質問と回答を公開いたします。

***********<以下、質問メッセージと回答>***********

神田です。

お返事ありがとうございます! あまりにためになる内容だったので、保存して自分でいつでも読めるようにしておきました。

きよえもんさんのメッセージで現実を目の当たりにしたという感じです。しかし、それでも税理士に対する魅力は自分のなかで消えてませんし、
現状が厳しいようでもなんとか税理士になって活躍してみたいと思いました。

ところで、メッセージを読ませていただき、何点か疑問に思った点があります。
そこで、再度、質問させていただきたいのですが、私はまだまだ世間知らずで基本的で抽象的な質問が多くなっていますが、何卒ご理解いただければと思います。

<質問①>

税理士を目指している方々はみんな会計事務所にいかれますね。ただ、会計事務所の労働条件というのがさほどよくないところも多いらしく、(理解のない事務所も多いとか)どこの会計事務所に入るかが重要なようにも思うんです。そこで、一つお聞きしたいのですが、就職する前にそれを見極める方法というのはあるのでしょうか。あまりにも安い給料の事務所に入っても塾の費用なども支払えず、結局なんのために就職したのかも分からないので。

また、私は簿記3級の資格すら取っていないので、おっしゃるとおり、ひとまずどこかに就職して最低でも簿記2級、できれば1級をとってから、会計事務所に転職するというのが理想のようですね。もしくは、やはり会計事務所には激務というイメージがあるので、入る前にはいくつか税理士科目を合格しておく必要があると思いますか?

因みにきよえもん様はNTT時代に4科目合格してから(すみません、勝手にサイトみてしまいました。)会計事務所に入られていたし、会計事務所に入ってからの方が受験に苦しんでおられたようだったので。

また、理想の就職として経営コンサルタントはなんとなく分かるのですが、不動産関係、銀行の仕事がよいのなぜですか。

<回答①>

理想の会計事務所を見極めるポイントは、人数の多い大会計事務所であること。職員30人以上。そこまで成長するには、それなりの営業ノウハウがあるのです。それから、経営計画・事業計画をきちんと作成している所。社労士・司法書士・弁護士などネットワークがあること。それだけ、幅広い仕事を受注していることの証拠で見聞が広まります。

しかし、残念ながら大半の会計事務所の労働条件は、よくありません。低賃金・長時間労働は、当たり前なのが実態です。また、所長さんの人格にも問題があるケースが多く、私の場合、3ケ所の会計事務所を経験しましたが、最初の所は、半年後に賃金を半額に下げられた上に半強制的な解雇。3番目の所も、2ケ月目に「人件費払う余裕が無いので、やめてくれないか?」と、ここも半強制的解雇。

2ケ所目の会計事務所は、所長が割と大らかな人柄でなんとか7年間勤めたのですが、労働環境は苛酷でした。平常時の勤務時間は、9時から21時くらい。1~3月とか5月などの繁忙期は、午前0時~1時はザラ。泊まりで仕事をしたことも多く、そんな環境でしたので、あと最後の1科目でしたが、本当になかなか受からず、たった1科目のために6年もかかりました。

ちなみに、最後の1科目は「法人税」でしたが、最初の3年間であきらめて、最も学習量が少ないとされる「国税徴収法」にしました。それでも、3年かかったのです。ちなみに、「住民税」とか「酒税」「固定資産税」など、ボリュームの少ない科目は、ほぼ満点でないと合格しません。「国税徴収法」も合格した年は、自己採点でほぼパーフェクトでした。

とにかく、会計事務所では、試験勉強は出来ない所が多いと判断した方が無難です。そうでない所も有るかもしれませんが、今度は賃金が安い。
また、受験そのものに対しての理解の無い所長も多いですね。どちらにしても、会計事務所で勤務する前に、ある程度の合格科目を確保しておく方が無難です。勤務時間の短い職場、アルバイト、あるいは受験に専念する、など。

私の場合、幸いNTT時代は、完全週休2日制と有給完全消化そして5時で帰られる環境でしたので、なんとか働きながら受験勉強が可能でした。

それから、理想の職種ですが、まず銀行の融資担当。これは多くの企業の経営実態を、現場と決算書から判断できるからです。それから、不動産関係ですが、税理士業務を理解する上で、不動産税制や不動産取引に関する法律知識、そして、不動産の価格や収益性などを把握しておくことが必要となります。経済取引の根幹のあらゆる場面において、何らかの形で不動産(土地・建物)が関わってくるのです。そのために、実務につくのが無理でも、宅地建物取引主任者の資格試験は勉強しておくべきだと思います。

<質問②>
 
やはり大学院免除はあまりおすすめではないのですね。そもそも大学院の免除自体がなくなるということは考えられませんか? 昔は全科目が免除だったと聞いたことがあります。それが現在では2科目免除(会計に関しては1科目免除)にまで減っているということは、将来的には免除自体できないようになると思いますか?

また、国税専門官出身の免除も厳しいのでしょうか?私は国税専門官にも税理士になれるということで、興味を持ちつつあるのですが、やはり退職後に税理士として続けるのは難しいのでしょうか。

<回答②>

大学院免除の制度ですが、これは、よくわかりません。2科目免除くらいは存続するとは思いますが、これ以上、税理士を増やす意味も無いことからどうでしょう?

開業税理士の半分が、国税出身です。税理士会などでは、国税出身が幅を効かしています。国税出身は、その国税時代に、十分に税法の教育訓練と実地経験がありますので、退官後に税理士として十分通用します。ただ、問題があるとすれば、その公務員体質です。民間企業の経営者と、公務員とでは、根本の考え方や視点が180度異なります。

私自身がNTTという半官組織に長年勤務していましたので、公務員体質にどっぷり浸っていました。退職後に、その意識改革というか民間企業の経営者の考え方を理解できるまでに5年以上かかりました。

<質問③>

専門業務に特化しないと難しいのですね! 確かにいろいろ検索してみると~専門の税理士さんって結構いたように思います。
相続税対策や事業承継に特化した方がよいのはよく分かるのですが、それ以外で特化した方がよいジャンルは何かありますか?

また、税理士の資格と組み合わせで社労士やFPをもっていらっしゃる方いますよね?これすごく気になっていたのですが、このように組み合わせで何か自分の強みを作るのも生き残るためにはいいように思うのですが、もし組み合わせるとしたら何がいいと思いますか。

経営コンサルタントとしての能力が求められるのであれば、中小企業診断士やMBAなどがあると差別化できるのでしょうか。もちろんそこまで考えたてたら勉強が大変でしょうけど・・・

<回答③>

一番安定してベストな特化は、医業専門です。しかし、かなり競争率が高く、99%の開業医に相当の会計事務所が関与していますので、新規で開業して、そこに割り込むのは相当至難です。

これまでの成長・安定経済のもとでは、資格の組み合わせで、間口を広げておくことは大変有利でしたが、これからの時代は、専門特化すべきだと思います。社労士ならリストラ・助成金のプロ、中小企業診断士なら飲食店専門のコンサルタントなど。

ただ、これまで見たきた先生方では、一流の会計事務所にしてきた所長先生は、中小企業診断士を併用されている方が多いように感じます。

でも、中小企業診断士も相当の難関試験です。たしか第三次試験まであったような・・・。実務経験も必要だったかな?

<質問④>

幸い本を読むのは好きです。おっしゃるとおり、合格後に最低100冊は読みたいと思います。そこでよろしければ、今お聞きしたいのですが、税理士で成功するために読んでおいた方がいい本をいくつかご紹介していただいてもいいでしょうか。今からでも少し読んでみたいと思ったので(笑)

<回答④>

>今からでも少し読んでみたいと思ったので・・・

本気で受かりたいなら、合格後にすべきです。一冊も読む必要はありません。仕事・プライベート・家族など、すべてを犠牲にして受験勉強を最優先しなければ、受かりませんよ。この試験はマジで過酷です。

税法の計算問題なんて、問題用紙だけで10ページ以上でそれを1時間以内で読み解いて計算していく。もっと大変なのが、理論問題。B4の解答用紙に2ページに丸暗記した条文などをビッチリ書き込んでいく。それが2問出題されます。受験勉強では、1科目につき70~80題の理論問題を暗記します。

それから、簿記3級がまだのようですが、受験資格はありますか? 無いのなら1年以内に日商簿記1級の合格。もし有るのなら、年内に2級まで合格、来年の夏の一年目の受験で「簿記論」の合格。

これが最低条件です。税理士試験で最も受かりやすいのが「簿記論」です。もし、これが一年目の受験で受からないようだと、あきらめたほうが無難です。

仕事が忙しい、授業料を払うお金が無い、講師が悪かった、試験会場に遅刻した、家族が病気になった、友達との約束を優先したい、など色々な理由があって試験に落ちたのなら、それは、やる気が無いか、能力が無いか、運が無いか、のいずれかですので、早く諦めて別の人生を歩んでください。

この試験勉強は、合格するまでに3年から7、8年かかりますよ。働きながらだと最低5年です。授業料も最終合格までに、100万円くらいかかります。

しつこいようですが、本当に安易な気持ちで臨むのだけはやめてください。貴重な時間とお金をドブに捨てるようなもんです。

やるからには、本気で命を賭ける覚悟で!

<回答④-②>

読んでおいた方が良い本ですが、いちおう紹介しておきます。かなり数が多いので、全部は紹介しきれません。是非これは、という著者名だけ紹介します。各著者の本1~5冊程度です。

中村 天風、無能 唱元、ジェームス・スキナー、ナポレオン・ヒル、トニー・ブザン、七田 眞、ジェームズ・W・ヤング、スティーブン・R・コヴィー、ハイライ・スミス、デール・カーネギー、神田 昌典、一倉 定、マイケル・E・ガーバー、ジェームズ・C・コリンズ、ロバート・キヨサキ、ピーター・ドラッカー、松下 幸之助、野口 嘉則、トム・コネラン、アービンジャー・インスティチュート、ハリー・S・デント・ジュニア、副島 隆彦






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2010年05月14日 |

カテゴリ: 所長Blog日記


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